新聞の書評を読んで、図書館で借りた。
どのストーリーも独特の軌跡であり、印象深かった。なかでも秀逸だったのは、最後の「応援-「頑張れ」の呪縛-」。スターだった男が善意という悪魔から逃れられず、最後は内勤のサラリーマンとなっていく。不条理であるが、どうにもあらがえない。こんなことは現実にはないと思いながら、どこかで切り離すことができないような話だった。
オススメ度
★★★☆☆
独特な読後感がいわゆる三崎ワールドなのだろう。好みが分かれるところだが、ボクは好きかな。
図書館で借りた小説の感想を中心に、徒然なるままに。オススメ度は★5つで評価。参考になれば幸いです。
休日に乗るロードバイクでの出来事も、綴っていきます。
新聞の書評を読んで、図書館で借りた。
どのストーリーも独特の軌跡であり、印象深かった。なかでも秀逸だったのは、最後の「応援-「頑張れ」の呪縛-」。スターだった男が善意という悪魔から逃れられず、最後は内勤のサラリーマンとなっていく。不条理であるが、どうにもあらがえない。こんなことは現実にはないと思いながら、どこかで切り離すことができないような話だった。
オススメ度
★★★☆☆
独特な読後感がいわゆる三崎ワールドなのだろう。好みが分かれるところだが、ボクは好きかな。
とても暑い日のロード。
以前から調子が悪かったが心拍計がついに反応しなくなり、途中からケイデンス用のマグネットも壊れてしまった。
こんな日もあるよね。
久々に自分のスキな作家さんの新刊(といっても発売されたのは3月ですが)
昔、居候していた小説家の幻の小説が、この松ノ内家のどこかにあるはずだとその子孫である西山氏なる人物の登場から、幼少時代、その小説家と過ごした経験のある祖父や、その小説を売って会社の資金にしようとする息子や、その流れのなかで家族のなかの自分を見つめなおす息子の嫁、そして天真爛漫な孫娘が繰り広げる探偵のような行動、どれも個性的で、しかし、最後はまるでその小説家が予想したかのように結ばれていく、ロマンのあふれる物語でした。
オススメ度
★★★★☆
読みながら、何度もカバーに描かれいる松ノ内家の見取り図を見て、ああこのことねと納得しながら読み進めました。今までと違った構成でしたが、爽やかな読後感はまさに瀧内ワールドそのものでしょう。