ふでれぽ

図書館で借りた小説の感想を中心に、徒然なるままに。オススメ度は★5つで評価。参考になれば幸いです。
休日に乗るロードバイクでの出来事も、綴っていきます。

本のブログ記事

本(ムラゴンブログ全体)
  • 左京区桃栗坂上ル(瀧羽麻子)

    まあ、かわいらしい表紙。カバーなしでは恥ずかしくて読めません。(笑) 物語は左京区シリーズ。ただ、他のシリーズの話がぼやーっとか覚えていなかったので、良い意味で新鮮に読めました。 基本的には璃子ちゃんと、友達の果菜ちゃんのお兄ちゃんとのラブストーリー。京都を舞台にした大学生活の描写が、うらやましい... 続きをみる

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  • 源と政(三浦しをん)

    久々に三浦しをん。言葉の調子が良く、まあ、読みやすい。でも、ちゃんと東京下町の匂いがする。簪職人で、駆け落ちした結果、先立たれた「源次郎」と、元銀行員で突然、妻に別居された「国政」。源次郎の弟子の徹平や恋人との話を交えながら、静かにそして明るく心が温まるストーリーです。 オススメ度 ★★★☆☆ 続... 続きをみる

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  • みかづき(森 絵都)

    予約してやっと読むことができた。 主人公の大島吾郎は、運命を共にしていく女性との出会いから、用務員室での補習、私塾の開設へと変化し、塾の大規模化とともにズレていく心と自分の心の変化の結果、塾から飛び出してしまう。 でも、そこには出会った女性たちの暖かな思いがあり、それぞれの娘たちの、それぞれの人生... 続きをみる

  • チェーン・ピープル(三崎亜記)

    新聞の書評を読んで、図書館で借りた。 どのストーリーも独特の軌跡であり、印象深かった。なかでも秀逸だったのは、最後の「応援-「頑張れ」の呪縛-」。スターだった男が善意という悪魔から逃れられず、最後は内勤のサラリーマンとなっていく。不条理であるが、どうにもあらがえない。こんなことは現実にはないと思い... 続きをみる

  • 松ノ内家の居候 (瀧羽 麻子)

    久々に自分のスキな作家さんの新刊(といっても発売されたのは3月ですが) 昔、居候していた小説家の幻の小説が、この松ノ内家のどこかにあるはずだとその子孫である西山氏なる人物の登場から、幼少時代、その小説家と過ごした経験のある祖父や、その小説を売って会社の資金にしようとする息子や、その流れのなかで家族... 続きをみる

  • 海の見える理髪店(荻原 浩)

    やっと予約がなくなって読めた。表題作である「海の見える理髪店」は理髪店の店主の独白的な流れ。うーん。少々古臭い感じがしたけれど、そう感じたのはオレだけか?ただ、その他の短編は楽しく、一番良かったのは最後の「成人式」。亡くなった娘の代わりに夫婦で成人式に出るというストーリー。とても良かった。 【オス... 続きをみる

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  • Good old boys (本多 孝好)

    子供のサッカーを応援したりサポートするお父さんたちの話。子供のお父さんひとりひとりがそれぞれ1つのストーリーになっているが、見事に話のパスが繋がって最後は感動のゴールだった。 私的にはユウマとリキとダイゴがよかった。 いつも読書は通勤だが、図書館での返却日が過ぎていたことから、今日は家でいっきに「... 続きをみる

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